ラーメンとミュージカル

好きなこと書く

暇日記(2月前半)

毎日びっくりするくらい暇である。いまは卒業を待つだけの状態なのだが、コロナ禍のため友達に会うまでもなく毎日暇している。こんなに暇な時期は今後長い間ないだろうと思って、日記をつけることにした。

 

1/31

今日は12時におきて、犬の散歩に行き、図書館で本を借りた。

 

図書館では漢方の本と、漢文の書き下しに関する本を借りた。漢方の本は医師が書いている。先ほどざっと読んだのだが、目次を見るとまず漢方の歴史的発展や中国・日本での受容のされ方を論じた後に、実際の処方の仕方について論じる、と書いてある。構成は面白そうだが、実際読んでみると歴史や他の地域の医学との比較など、人文系の手法が必要になるんじゃないかという部分の記述が緩く、これ主観じゃねとか根拠が示されていないとかさっき言ったことと矛盾では?とか、そういう部分がありすぎて途中で読むのをやめた。

漢方: 中国医学の精華 (読みなおす日本史)

漢方: 中国医学の精華 (読みなおす日本史)

  • 作者:石原 明
  • 発売日: 2014/03/12
  • メディア: 単行本
 

しかし、医師が書いているだけあり、実際の処方の部分は読んでて面白い。まあ合ってるかどうかも私には判断できないのだが。漢方の仕組みや効能は西洋医学で解明されていないことが多く、著者も体系立った説明はしにくいけれどなんとかまとめて説明しようとしているのが面白かった。

 

今すごく前近代の中国や中国文化に興味がある。理由は簡単で、中国の時代劇にハマったからである。特に後宮ものは毒殺計画がよく登場するが、これが意外と伝統文化をよく見るきっかけになる。食事に直接毒を盛るのは芸がなさすぎると思われるのか、茶器や装飾品などの小物に毒を仕込まれることが多いのだが、この小物自体が凝っていて美しい。人が倒れると侍医の登場、脈を計って症状を見極め、解毒薬を処方する。大体飲んだ瞬間毒は消える(おかしいだろ)。また、皇子たちの権力闘争ものだと囲碁点茶が皇子と皇帝のコミュニケーションに使われることが多い。日本の伝統文化にハマる外国人で、時代劇を見て憧れたことがきっかけの人もいるのだろうか。

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2/1

今日は犬の散歩に行って、ネイルに行き、一人で昼ごはんを食べ、歯医者に行き、帰って寝てご飯を食べ、ゴロゴロしていま日記を書いている。

 

ここ数日clubhouseが流行っていてわたしも登録した。他人のどうでもいい雑談を聞くのは結構楽しい。今のところ一番面白かったのは「It’s 18° in New York and flights to Miami are $21」という題のルームだ。マイアミに行くチケットを取るかどうかという話を本当にしていた。こんなどうでもいい会話ある?

 

2/2

今日は新しく銀行口座を開設して来た。外国の銀行に残されている奨学金を日本の銀行に移したくて、外貨に強い銀行に行ったのだが、そこは本当は資産運用のための銀行らしく、全身ユニクロの私が口座開設したいというと大丈夫か?という目で見られた。

 

2/3

今日は本当にやることがなくて参った。ものすごく観たい映画やドラマがあるわけでもないし、漫画はクレカ決済が失敗したのでまだ発送されていないし、本も読む気がしない。今日は予定もないくせに早めに起きたのがよくなかった。結局ドラマを1話だけ観たが、なんとなく途中でやめてしまった。

 

2/4

今日は皮膚科に行って、カラオケをして、本を読んで、家に帰って日記を書いている。

 

カラオケに行くのはものすごく久しぶりである。声楽をやめてからあまりにも退化しているのでとりあえず声を出したくて、一人で行ってきた。店員のやる気の無さとか絶妙な汚さとか、記憶と変わっていなくて安心した。私もほうじ茶をポットから注ぐ際に大量に机にこぼして汚さに貢献した(ちゃんと拭きました)。周りを気にせず思い切り歌うのはやっぱり気持ちいい。どこらへんの音階が出にくくなってるか、どの発声がやりにくいかわかったのも良かった。会員登録して学割を使えるようにしたので、またすぐ行くだろう。

 

私は自分の大学生活や、これまで自分がやってきたことに満足しているが、いろいろなことを成し遂げたから満足しているのではなく、今が楽しいから満足しているんだろうなという感じがする。過去に満足するかどうかは、過去に何をしたかではなく、今どういう状態にあるかが決定する感じがするのである。つまり自分の人生に満足するために重要なのは、今の自分の生活を生きやすくするために力を注ぐことではないか。

 

2/5

今日は大学の図書館に行って卒論の英語翻訳を進めた。直接引用した箇所は原文をそのまま写す必要があるので、図書館に行ける間に史料をもう一回見て写しておこうと思ったのだ。しかしいざ進めてみると直接引用のほとんどがKindleや書籍の形で手元にあるものからの引用だった。

 

2/6

この1年くらいずっと考えていたDVDどうする問題が解決した。

ウォンカーウァイの配信されていない3作品をDVDで手に入れたのだが、Mac外付けのDVDプレイヤーが壊れ、リビングで家族がいる中観るのも嫌で、どうしたもんかなと考えていた。壊れてすぐ、安いプレイヤーを買ったんだけど、よう分からん不具合が起きて結局再生できなかった。純正のを買えば動作不良は大丈夫だろうけど高い。と、考えていたのだが、おととい気づいたのよ、ポータブルDVDプレイヤーというものの存在に。

アマゾンで調べてみると6000円くらいだし、外付けのDVDプレイヤーあるあるの謎の動作不良レビューがない。それに外付けだと机の上に水平にディスクを置かないと上手く再生できなかったことがあったのだが、そのポータブルプレイヤーはそこまで繊細でもなさそう。DVDディスクが取り出せないヒヤッと体験もしなくてよさそうである。

 あと、もうひとつ決定打になったのが、ツタヤの宅配サービスで何気なく「チェン・クン」と検索したところ、彼の20年前くらいのドラマがめちゃくちゃ出てきたことである。雨のシンフォニーもさよならバンクーバーも、DVDボックスを買うしかないと思ってたのに!ということで、1年悩み続けていたのにものの10分で即決してポータブルプレイヤーを買い、ツタヤに登録した。

 

しかし冷静に、高校生の時は私はゲオに通いつめてアメトーークのDVDを大量に借りていたわけで、そこから5年くらいしか経っていないのにもかかわらず、DVDで再生するということが完全に昔の技術のように感じるのがおかしく思える。チェン・クンのドラマが観たくて配信になかった時、ツタヤの在庫を検索するということも簡単にできるはずなのに考えもしなかった。ごめんツタヤ、ありがとうツタヤ。何はともあれ、これで私は自分の部屋でDVDが観れるようになった。

 

2/7

二度寝して12時に起きた。夜更かししたのかと思いきや、昨日は普通に0時過ぎに寝た。特にやることがない今、活動時間は12時間程度にとどめておくのがちょうどいい。皮膚科でもらったビタミンCを飲んだ。今日は本当に良い天気。

 

2/8

今日は五反田の台湾の朝ごはん店にを諸々を買いに行った。買ったのはおにぎり、サンドイッチ、パン5種、豆乳だ。
今まで2回行ったことがあり、だいたい全メニュー頼んだ気がする。いちばんのお気に入りはおにぎりだ。日本のおにぎりとは全く異なり、縦に少し長い形で、中になんて発音するかわからない台湾の食材がたくさん入っている。今度調べようかと思ったら、お店のインスタに具材が詳しく乗っていた。

酸菜、煮卵、花生粉、油條、塩大根漬、肉鬆、餅米。Wikipediaによると、酸菜とは野菜の漬物らしい。確かにそんな感じのが入っている。油條とは細長い揚げパンのこと。これは中国に旅行に行けば一回は見るだろう。御徒町の中華料理屋でも朝ごはんとして食べたことがある。肉鬆がいちばん謎の食べ物だが、要するに豚肉をそぼろ状に乾燥させたものらしい。日本のそぼろよりも塩辛く味付けされている気がする。ご飯にとても合う。


おにぎりのサイズは拳2個分くらいで結構大きいのだが、ご飯の量が少なく、具材も色々入っていてすぐに味が変わるので、飽きずにサクッと食べられる。仕事中、お昼ご飯に食べられたらぴったりだろうなあ。朝9時開店で五反田なので、仕事が始まったら平日は来れないだろうけど。豆乳はコーヒーの持ち帰りみたいに紙カップに入れてくれる。普通の豆乳以外に黒糖豆乳などいろいろあり、私は黒糖豆乳をさらに甘くするのが好きである。緑茶に砂糖をぶちまけるアメリカ人みたいな飲み方…

 

このお店は入っているビルの外装も内装もとても可愛い。ビルの壁は茶色いタイル、2・3階は黄色に塗られているが、ベランダは少しくすんだ青色で塗装されている。2階の窓には虹のような模様が描かれていて、上の方だけ見ると幼稚園のような色合いである。店は1階にあり、道路の角を削る形でガラスドアがある。ドアの周りには幹が細い木が二つ植えてあり、そのうち一つの木の葉っぱの後ろをよく見ると「東京豆浆生活」という店名がガラスに書かれているのがわかる。


コロナの状況に応じて、テイクアウト専門にしたり、イートインを再開するにしても入場人数を制限したりと色々と対策を打っているようだ。しかし、何をしようと開店直後は割といつもお客さんは長蛇の列を作っており、これだけ人気店ならコロナ対策はより一層大変だろうなという感じがする。しかしここは本当に何を食べても美味しいので、長くやってほしいし、可能なら私の行動範囲内に第二店舗を出して欲しい。五反田にはこの店に来る以外に本当に用事がない。

 

2/9

今日はジムに行ってバイト。もうかれこれ1年以上ジムに通い続けている。誰とも話さず黙々と何かをやることが好きなので、自分の気質に非常に合っていると思う。好きなだけ自分を追い込むのは楽しい。

 

2/10

図書館からの帰りに音楽を聴いていて思い出したが、最近好きなバンドの、公式アカウント以外メンバー全員のツイッターをアンフォローした。失言があったとかではなく、インスタライブやツイートを見ていて、ふと実際この中にいたらクソつまんなさそうだなと思ったのだ。良い悪いではなく合う合わないである。彼らの音楽は好きだから、SNSは追わずに音楽とライブ情報だけ追おうと思う。

チェン・クンに関してもこれと同じことを思った。最近中国語字幕が理解できるようになってきたので、彼のYouTubeに上がっているインタビュー動画とかバラエティをかたっぱしから見ていったが、実際周りにいたら同族嫌悪で嫌いになりそうなタイプだなと思った。インタビュー動画を数本見ただけの人間にこんなことを思われるチェン・クンも気の毒だが、でも見れば見るほどそう思うのである。顔がタイプすぎて中身まで神格化していたんだと思う。インタビュー動画やなんやらは見るのをやめ、彼の作品に集中することにした。やっぱり美しいけどよくわからない存在が一番魅力的に思える。

 

2/11

今日は二度寝して13時に起きた。そこからダラダラ顔を洗ったりして犬の散歩に行き、帰ってバイトをしている。

 

昨日バンク・オブ・アメリカと格闘した後に3時くらいまでキングダムを読んでいた。40巻くらい、呂不韋と政の戦いに決着がついたところまで読んだ。

最終局面で呂不韋が自らの政治思想を語り、政がそれに反論する場面がある。呂不韋は秦を経済の中心地とすることで各国を富ませ戦争を減らす、対して政は中華を統一することで平和を実現しようとする。呂不韋が言っていることは新植民地主義、政は帝国主義に似ていると思った(政と呂不韋は一応平和実現を目的としているが)。経済で統一するのと領土を統一するの、どちらが平和により近づくかというのは答えがなくて、そこを巡って政と呂不韋の違いが浮き彫りになるのがすごく面白かった。

 

が、ここで少年漫画というかなんというべきか、呂不韋と政の違いを際立たせるものとして、「人間を信じるかどうか」という軸が投入されるのである。呂不韋のやり方では戦争がなくならないが、呂不韋はそれでも少なくすることはできるという。それに対し、政は人間を信じているから、中華を統一すれば戦争がなくなるということを「信じることができる」のが違いだ、と提示するのだ。

この論理は無茶苦茶だろう。人間を信じるか否かは彼らが言う平和を実現する方法とは全く関係のない話である。政は人間を信じているから、経済を統一することで戦争がなくなるということを信じることができる、とも言えるんだから。政はキラキラとしたスポットライトが当てられながら、全然関係ない精神論をぶっこむのだ。

まあ何かしらの方法で政と呂不韋の違いを示さないと物語が綺麗に進まないし、政治家(ポピュリスト)の手腕としては論理的に破綻していてもパワーで押し切ると言うのは巧みなのかもしれないが、平和実現の方法論の比較がかなり面白かったので拍子抜けした。

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吉沢亮、当て書きしたのかと思うレベルで政に顔が似てる

https://www.youtube.com/watch?v=iglFGhCN-p8

2/12

今日はちょっと早く起きた。「春江水暖」という映画を観にいった。宣伝で言われていた「現代の壮大な絵巻物」というのが気になったからだ。

美しい映画だった。監督の次回作は観に行くと思うし、デビュー作で知れてよかった。ただ、他人事としてスクリーンを見つめているだけならいいのだが、ふとこの「結婚して子供を作ってこそ一人前」という価値観やそれに基づく人間関係が自分に降りかかってくることを想像したらぞっとした。中国だからとか田舎だからとかは関係なく、どこに住んでいても油断すれば絡め取られてしまう身近さがある。

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2/13

今日はジムに行ってから友達の就活を手伝った。クリスティーアギレラのBack to Basicsツアーは何度観ても傑作…。人形のように完璧な容姿から、ドスの効いた歌声がばーんと出てくるのが非現実的とすら思える。走りながらずっと観ている。

 

2/14

台北ストーリーという短編集を大学で借りて読んだ。白先勇という作家が良いなと思った。日本ではあまり知られていないのか、Wikipediaを見ると名前のカタカナが中国語読みそのままだった。フィクションを読むのは随分久しぶりな気がする。

 

2/15

今日は神保町に行くつもりだったが、雨が降っていたのでやめた。11時くらいに起きて、納豆とブルーベリーとチョコレートクッキーを朝ごはんに食べ、皮膚科でもらったビタミンCを飲んだ。一日3回飲まなきゃいけないのが面倒くさい。ニキビ跡に効くと言って処方されたのだが、本当に効いているのが疑問である。

ウォンカーウァイ映画についてのレビューを見ているとちらほら張愛玲の名前を見かける。この前大学の図書館に探しに行ったら原語版があった。中国文学の棚に、邦訳版と原語版が混在して置かれているのが大学だなあという感じがする。

昼ごはんに辛ラーメンを食べて眠くなったので犬と昼寝した。起きたら17時になっていた。今日はまだ3時間くらいしか活動していない。

 

 

続く

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